バンド「うずまき」のブログ

バンドの事、音楽の事、楽器の事、その他少々の思いつきについて

アマチュアバンドは普段着でステージに上がっちゃダメ

 色々なご意見あるかと思いますが僕はダメだと思います。あまりに「休日のお父さん」的な格好でステージに立っている人を見ると、見ているこちらが切なくなる時があります。どんなに小さなライブハウスでも、客席とステージの間には絶対に越えられない一線があるべきではないでしょうか?日常と非日常を見た目でも区別しなきゃお客さんは楽しめないですよ。

 

 「でも奥田民生なんかTシャツにGパンじゃん」いやいやいや、彼はスターですから。存在自体が非日常ですから、TシャツやGパンぐらいじゃとても日常感を感じさせる事が出来ないくらい本人それ自身が非日常です、はい。

 

 アマチュアだからって恥ずかしがってちゃいけません。街中では着れないくらい派手な格好でちょうど良いくらいですよ、見てる方からすると。

 

 とはいえ僕もここ最近のライブではずっとGパンに黒のTシャツでした。なんだよお前も普段着じゃん、という声が聞こえてきます。が、実はこのGパンもTシャツも本当に沢山の中から試行錯誤を繰り返し、色落ち具合、裾のライン、Tシャツの着丈や袖丈サイズ感等々、一番自分が格好よく見えるにはどれがベストかを考えに考え抜いた上でのチョイスなんです。すごくわかりにくいこだわりだと思いますが(笑)

 

 僕はイケメンではなく地味な顔立ち、手足もやや短い方です。20代のころと違って少し太ってきましたし、何よりミュージシャンとしては致命的に顔がデカイので、派手めな服が悲しい程似合いません。派手な服と合わせると地味でデカイ顔がより地味に、よりデカく見えます。

 

 また(多分)林真理子さんが「顔にダメージのある人はダメージジーンズを履いちゃダメ」的なことを言ってましたが、確かにグランジ系の汚い格好が格好よく見えるのは中身の人が格好良いからで、そうでない人がやるとより一層汚く見えます。スイカに塩を振ると甘さが引き立ちますが塩辛に塩をかけるとしょっぱくて食べられない。そんな感じ?違うか?

 

 なのでシンプルなGパン、黒Tシャツにしましたが、それでもただの普段着にならないように前述の通り結構徹底的にこだわって選んでいたんです〜

 

 でもそんな風に自分なりにこだわってもやはり傍目には普段着にしか見えてない事に最近気づきました。ので先日ライブ用にスーツを買いました。ビジネススーツ的なものではなくちょっとカジュアルな感じなんですが、それでも今までよりはステージ衣装っぽさが出るのではないかと思ってます。さらにさらに、なんとシークレットブーツまで導入(笑)身長8cmアップです〜ちょっとした非日常感の演出に一役買ってくれることを期待しております。8月のライブ(詳細は後日)でお披露目いたしますのでお楽しみに!

 

 まあ、衣装に限ったことではないんですが、アマチュアだからって普段着で普段の喋り方でステージに上がっちゃうのはいかがなものでしょうか。うまくいくいかないは別として、自分なりに非日常感を演出しなきゃ見てる方が楽しめない。カラオケスナックで知らないおっさんの歌を聴かされているような気分にはなりたくないもんね。

 

 でも本当にただのおじさんにしか見えないのに、いざ演奏始めたらバカテク!っていうのもある意味非日常なので、プレイに自身のある方はあえて普段着でってのもアリかも。