バンド「うずまき」のブログ

バンドの事、音楽の事、楽器の事、その他少々の思いつきについて

「うずまき」というバンドについて②

 さて、結構な数のライブをやり、CDも2枚作って、でもあまりウケないまま、結果また一人になりました。

 

 もうしばらくライブはやらなくてもいいかな〜、と思ってのんびり過ごしていたある日、知人から「直訳ロックの『王様』が鶴見のライブハウスでライブをやるにあたってオープニングアクトを捜しているんだけど、どう?」と声がかかり、二つ返事でOKしました。

 

 「王様」の前座って事なら知り合いをライブに誘いやすいなぁ、というのがその理由でした(笑)アマチュアバンドをやっている方ならお分かり頂けるかと思いますが、ライブに来てもらうのって誘われるほうは勿論、誘うほうも大変です。心苦しくなります(笑)で、「王様」!「王様」見に来てよ〜!で決まりです。

 

 でも一人になっちゃってたんで、取り急ぎ知人のツテで最近パーカッションを始めたという女の子を紹介してもらい2人組で鶴見のライブハウス「ラバーソウル」に出演させていただきました。実はこれ以降「うずまき」はこの鶴見「ラバーソウル」以外ではライブをやってません。ので第二期うずまきは、言ってみれば「ラバーソウル期」ともいえるのではないでしょうか?

 

 とにかくラバーソウルでのライブは楽しかったです。オーナーのパウロ鈴木さんが割とうずまきを気に入ってくださったようで、結構コンスタントに出演させていただきました。初心者のパーカッション(女)と2人で始めた後、以前のうずまきのパーカッション(男)にスイッチ、ここまではアコギでしたがこれ以降歪んだエレキとパーカッション(ダラブッカという中近東の打楽器)というちょっとエキセントリックな編成に変わり、変拍子を取り入れたりして元々自分がやりたかった理想に近づくべく日々精進を重ねておりました。

 

 ただ、このダラブッカ君、うまいし僕の曲も気に入ってくれて、とてもいいやつなんだけど、曲が好きすぎて自分なりの解釈で叩きすぎる。時々横で歌ってる僕がおいていかれちゃう。僕の曲なのに(笑)

 

 で、また一人です。もうね、懲りました。いい奴だから、とか僕の曲を気に入ってくれてるから、といった理由で一緒にやっても僕の場合はうまく行かないんだ。いっそのことプロにバックをやってくれと頼んでみたらどうだろうと考え、当時個人レッスンを受けていたベーシストに恐る恐る聞いて見たら「スケジュールさえ合えばOK!」との事で、ついでにドラマーも紹介してもらい、試しにプロのサポートでライブやってみるか!となったのです。

 

 ライブ当日にたった1時間のリハ、事前に音源だけは渡していましたが初めて演奏するオリジナル曲なのに大丈夫かな?がしかし、いざ音を出してみると・・・ああ、震えが止まりませんでした。いや本当に(笑)我ながら自分の曲がこんなにかっこいいなんて!バンド続けて来て、ヤメないで、本当によかった!と心から思いました。プロってすごいんです。アマチュアが上手になったのがプロではないんです。プロはプロなんです(笑)

 

 こうなったらもう後戻りはできません。というかこの機会にもっともっと理想に近づきたい。このメンバーで自分の曲を(出来不出来は別として)完成させたい。そんな思いで今日に至るわけです。

 

 ラバーソウルのパウロさんのご厚意でライブを続けさせていただき(相変わらずファンもいませんが)、このメンバーでCDも作り(売れてませんが絶賛発売中)、おかげで当初の打ち止め予定年齢の50歳を3年も過ぎてしまいました。でもまだ続けたいんです。出てもイイよって言って下さる場があれば演らせていただきます。うずまきのベースとドラムは最高です。ライブの出来は主に僕のギターとヴォーカルの出来に左右されます。だからこれをもっとなんとかしたいんです。ああ、3人とも最高だね〜と聴いている皆さんに思って頂けるよう頑張ってますので、何卒応援の程よろしくお願い申し上げます。